女子フィギュア 安藤 美姫 成長をみせた演技！！

　初出場だった前回トリノ五輪では女子でただ一人、成功させていた４回転にこだわり、転倒して１５位。本人も「出場の夢をかなえただけに終わり、達成感がなかった」と悔いだけが残った。

　それから４年。今回のバンクーバー五輪では、代名詞の４回転ジャンプも世界女王に輝いたときに成功した２連続３回転も外し、エメラルドグリーンとゴールドをあしらった鮮やかな新衣装で女王クレオパトラを熱演した。
　最初のジャンプで３回転－２回転を決めて勢いに乗り、合計１１度のジャンプを決めるほぼノーミスで終え、慎重になりすぎた感がありややスピードを欠いたが、ほおに手を当てたり、女性らしい振り付けも見せ、今季自己最高の合計１８８．８６点をたたき出した。

　しかし、待望のメダルには届かなかった。

　２度目の大舞台を終え安藤 美姫選手は「半分以上満足している。４年前より自分なりに成長できた」と感慨を口にした。

　記者からの２０１４年ソチ五輪への意欲を問われると「三度目の正直もいいかな」といたずらっぽく笑った。

　この４年間　モロゾフ・コーチと共に作り出した今までにない安藤選手の女らしい魅力が表現されたすばらしい演技を見せてもらいました。