ついに、巨人からフリーエージェント(FA)宣言した上原選手が、オリオールズと2年契約を結んだ。
契約は2年1000万ドル(約9億円)で、出来高払いも34試合先発、投球回200イニングを毎年クリアすれば、最高600万ドル(約5億4000万円)が支払われる。
背番号は巨人時代と同じ「19」となった。
上原選手は、本拠地オリオールパークで入団会見に臨み、「今、とても興奮しています。(大リーグに)挑戦したいという気持ちが強かったので、その目標がかない、やらなければ、と思う気持ちでいっぱいです。今日は第2の野球人生のスタート」と述べ、オリオールズ入りを決めた理由は「FA宣言をした時に最初から最後まで熱心に誘ってくれたのがボルティモアだった」と明かした。
大リーグの目標は一言「勝つこと」と言い切った。
会見を見ていて、久々に上原選手の非常にいい笑顔が見ててうれしかった。
年棒などの条件は、上原選手の実績から言えばいいとは思えないが、上原選手にとっては、年棒よりもあこがれのメジャーへ行くことが重要のような感じがした。
ここ数年、上原選手も怪我もあり満足なシーズンを送ってないが、心機一転メジャーで復活を期待したい。
※ボルチモア・オリオールズは、
1901年にミルウォーキーで発足したチームが1902年にセントルイスに移転し、ブラウンズとして誕生。当時は球史に残る弱小球団で、リーグ優勝は1944年の1回だけ。1954年にはボルチモアへと移転し、1966年に球団史上初の世界一に輝いた。そして1969年から3年連続リーグ優勝、1971年には20勝投手が4人誕生するなど黄金時代を築いている。1983年にはカル・リプケンがMVPに輝き、チームは3度目の世界一になったチーム。