ガンバ大阪 遠藤 検査入院で北京五輪ピンチ
スポーツニッポンより
反町ジャパンに再び衝撃が走った。U―23日本代表の反町康治監督(44)が北京五輪のオーバーエージ(OA)枠起用を決めているG大阪のMF遠藤保仁(28)が2日、兵庫県西宮市内の病院に入院した。6月末からの発熱が治まらないための検査入院だが、遠藤は06年10月にウイルス性肝炎による長期離脱を経験。検査結果次第では北京五輪のOA枠ゼロの可能性が出てきた。
遠藤の容体は予想以上に重かった。この日午後に西宮市内の病院へ入院し、精密検査を行うことになった遠藤の状態についてG大阪の西野監督は「正確なことは聞いていないが状態はよくない」と硬い表情で明かした。
遠藤の状態が悪くなったのは6月29日。札幌戦後に38度の発熱でダウンし、30日の五輪代表のメディカルチェックも急きょとりやめた。自宅で静養に努め、この日のナビスコ杯横浜戦の遠征も回避。1日には熱も37度台まで下がったが、2日になって再び悪化したため、柳田チームドクターと相談の結果、検査入院することになった。
同ドクターは「2年前のことがあるので、より慎重にということで入院させました。発熱が続いているということしか分かっていません」と説明。遠藤は日本代表のインド遠征から帰国後の06年10月に倦怠(けんたい)感と発熱を訴え、ウイルス性肝炎で約半月入院した。初期症状が今回も似ていたため、精密検査を決めたもようだ。
G大阪の金森社長は「何もなければ五輪へ送り出すスタンスは変わらない」と話したが「状態次第では、その間のスケジュールは変更する可能性もある」と7日からのU―23日本代表の強化合宿の回避を示唆。2年前は退院から復帰まで約1カ月を要しており、検査結果次第では北京五輪欠場の可能性もある。
FW大久保の招集を断念し、唯一のOA枠選手となった遠藤には、反町監督も「アイデアに期待している」と大きな信頼を寄せている。だが、頼みの司令塔までが招集不可能となれば、五輪プランの大幅な修正を迫られることになりそうだ。
検査結果次第ではあるがOA枠召集の遠藤選手が、北京五輪欠場となれば反町ジャパンにとって多大な影響が出てくることは必至である。
まずは、遠藤選手の検査結果の報道を待ちたい!!