ついに、各大陸のクラブ王者が集い世界一の称号を争うクラブW杯が開幕した。
オープニングゲームとなった1回戦では、アデレード・ユナイテッドが、ワイタケレ・ユナイテッドに2対1で勝利した。
アデレード・ユナイテッドは、次戦は、14日にACL決勝で完敗したガンバ大阪と対戦することになった。
試合は、ACL準優勝のアデレードが圧倒的優位とみられていたが、結果は、順当なものになったが、2年連続の出場を果たしたセミプロ集団・ワイタケレの健闘を見せた試合だった。
ワイタケレは、前半34分 FKから先制点を奪い、アデレードにボールを支配されながらも隙を見てカウンターを仕掛け、守っては中央をしっかり固めてアデレードのサイド攻撃を跳ね返した。後半38分に逆転されても、集中を失わず最後まで勝負を捨てないワイタケレの姿勢が印象だった。
特に、DFエンブレンの堅守と前線でスピード豊かなドリブルを仕掛けてチャンスメイクしたFWクリシュナの活躍が目立った。今回、ケガで無念の欠場となったDFヘイが出ていればまた違った結果になっていたかもしれない。
対する、アデレードは、勝ちを収めたものの内容はよくなかったと感じた。
セットプレーでのGKのミスから先制点を奪われ、前半39分 マレンが決めてすぐに追い付いたが、中盤でのパスミスからカウンターを受ける場面も多く、攻撃も単調だったと感じた。
後半38分やっとドッドの逆転弾で勝利を収めたが、アデレードのよさが出ていなかった。
格下相手に思わぬ苦戦を強いられたアデレードは、次戦 AFCチャンピオンズリーグ決勝で敗れたガンバ大阪へのリベンジに挑むが、ワイタケレ戦と同様な試合運びだとガンバ大阪が、マンチェスターUとの準決勝に進出する可能性は非常に高い。
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