名門二所ノ関一門での理事選に伴う問題で「破門」６名を出す！！

初場所が開催中に起こった名門　二所ノ関一門での理事選に伴う問題で「破門」６名を出す異常事態が発生した。
仕来りに通りの行わない者は、破門とする厳しい裁定を下した二所ノ関一門ではあるが、本当に今のままでよいのだろうか？
日本人横綱の不在や上位陣が外国人となった大相撲。さらに、昨年は薬物汚染と地に落ちた大相撲。
２０１０年、変わらなければならない大相撲が、新しい流れを塞き止めるのか。大きな流れになっていくのかは貴乃花親方出方による。
今の大相撲会は、「温故知新」で古きよき時代を保ちつつ、変わらなければならない。

詳細は、 「時事通信」より

　大相撲の二所ノ関一門は19日、東京都内で初場所後の日本相撲協会理事選に向けた対応を話し合い、貴乃花親方（元横綱）を支持する間垣親方（元横綱2代目若乃花）ら6人の親方が一門からの離脱を求められ、事実上「破門」された。貴乃花親方を含め一挙に7人の親方が一門を離れるのは、大相撲では極めて異例の事態。
　6人は会合を途中退席。間垣親方らによると、初めに貴乃花支持者の処遇を採決し、離脱を求める親方が過半数だったという。間垣親方は「情けない話だが致し方ない」として受け入れる姿勢を示した。今後新たなグループをつくるかどうかなどは未定だが、角界の大勢力である同一門が分裂に向かう可能性もある。
　離脱したのはほかに音羽山（元大関貴ノ浪）、阿武松（元関脇益荒雄）、大嶽（元関脇貴闘力）、常盤山（元小結隆三杉）、二子山（元十両大竜）の各親方。
　二所一門はまた、現職の二所ノ関親方（元関脇金剛）と放駒親方（元大関魁傑）の理事選への擁立を決定。立候補を希望していた鳴戸親方（元横綱隆の里）は出馬を見送った。ただ、ほかに以前より多い候補者を立てる方針の一門があり、貴乃花親方の当落など選挙戦の行方はいぜん不透明な情勢にある。
　二所一門は、票数に応じて3候補を擁立するのが通例だったが、今回は4人が立候補を希望。調整がつかず、8日の会合で貴乃花親方が一門を離脱して無所属で立候補する意向を表明していた。　
 
 

元十両若麒麟 退職金辞退に武蔵川理事長「当たり前」発言はどういうこと！？

毎日新聞の報道で、「大麻取締法違反容疑で逮捕された元十両、若麒麟容疑者（２５）＝尾車部屋、２日解雇＝が５日、解雇に伴い発生した退職金の受け取りを辞退した。若麒麟の師匠・尾車親方（元大関・琴風）と若麒麟容疑者の父親が協会を訪ね、武蔵川理事長に若麒麟が辞退の意思を書いた手紙を手渡した。理事長はこれを受理した。武蔵川理事長は「常識的には当たり前と思う」と述べた。」

武蔵川親方は何を考えているのかわからないぞ。
日本相撲協会での会見では、２５歳という若さのため今後を考え、解雇処分としたと発言したのに、本人が辞退したら「当たり前」とはどういうことですかとお聞きしたい。
「当たり前」いうのであれば最初からそれ相当の処分を下せばいいのではないのか？
前回のロシア人力士の場合は、協会の検査で陽性反応で解雇したのに対して今回は、刑事事件である。
私を含め、世間一般のサラリーマンは、刑事事件を起こした解雇であれば当然退職金は支給されることはない。
それを、世間から処分が甘いといわれても前途ある若者に今後のために日本相撲協会として退職金を支給すると決定したのではないか。
それを本人からの退職金辞退の申し出を「当たり前」と発言せずに、一度は相撲道に入った若者の路頭に迷わせることなく更正の道を歩ますためにも日本相撲協会として退職金を支給していくのがいいのではないかと考える。

時津風部屋力士死亡事件 兄弟子３人の初公判

大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山が暴行を受け死亡した事件で傷害致死罪に問われた兄弟子３人の初公判が名古屋地裁で開かれた。
兄弟子３人は、丸刈りで出廷し、起訴事実を大筋で認めた。
これによって、日本相撲協会から有罪の場合は「解雇」となることが決まっており、兄弟子３人は、力士の命ともいえるまげを落とし罪を認めたことから解雇は決定的となった。
公判は１０日まで４日連続で開廷され、１１月１０日に結審する。

兄弟子３人は、力士の命ともいえるまげを落とし罪を認めたことから今回の事件の重大さをよく認識し、後悔をしていると感じる。
しかし、一方の元師匠である山本被告は、公判で新証言から事件当日から３回にわたり電話で「けいこ場にいなかったことになっています」と隠ぺい工作を謀っていたことが判明し、隠ぺい工作まで謀った元師匠の山本被告は、現在でも暴行への指示を認めておらず、初公判の日程すら決まらない状態は嘆かわしい限りである。

今後、このような事件が二度と起こらないためにも、山本被告から事件の真相と謝罪の言葉が聞きたい。