柔道 鈴木桂治 初戦に続き敗者復活戦でも一本負け

2大会連続金メダルを狙った男子100キロ級の鈴木桂治（平成管財）は1回戦でナイダン・ツブシンバヤル（モンゴル）に一本負けを喫し、さらに、敗者復活1回戦でもＢ・ベーラ（ドイツ）に一本負けを喫し、メダルに手が届かなかった。
こんな鈴木選手の姿を見たくなかったというのが正直な気持ちです。
見ている私が、柔道ではなくレスリングのようなＪＵＤＯと思うように、出場している鈴木選手は２試合とも日本本来の柔道をしたとは感じず、ただ、一本負けの敗北感だけが残っているだろう。
今大会を現役最後の大会と位置づけしていたので引退もあるだろうが、鈴木選手、このままでは終われないぞ。
やっぱり、鈴木選手には、勝って有終の美を飾ってほしい。
今一度、奮起して王者へ返り咲いてほしい。

男子柔道は、内柴選手の金メダル１個のみ。
明日の１００ｋｇ超級の石井選手に期待したい。

なでしこジャパン 怒涛のゴールラッシュで決勝Ｔへ

なでしこジャパンが怒涛のゴールラッシュでノルウェーに５－１で大勝し、Ｇ組３位で決勝トーナメント進出を果した。
準々決勝の組み合わせは、日本対中国、アメリカ対カナダ、ブラジル対ノルウェー、ドイツ対スウェーデンとなった。
日本は、中国に勝つとアメリカ対カナダの勝者と対戦する。

試合は、前半27分にノルウェーが、混戦からスタングランド・ホルペストがペナルティーエリア手前でボールを拾い、すかさずスルーパス。このパスに俊足を生かしたG・クヌッツェンがディフェンスラインの裏に走り込みゴールを決められ、日本は先制点を奪われる苦しい展開となった。
しかし、４分後の前半31分に左サイド深い位置で宮間がワンフェイントで相手をかわすと、浮き球の速いクロスをいれ、相手ＤＦの間に飛び込んだ近賀が体を投げ出しボレーシュートでゴールを奪い同点に追いつく。その後も日本はノルウェーに襲い掛かるが同点で前半を終了する。
後半に入ると、なでしこジャパンが怒涛のゴールラッシュを演出する。
後半6分　ゴールまで約３０メートル、左４５度からのＦＫを宮間が直接シュートを放ち、低いボールがペナルティーエリアに送られると、ゴール前で澤がトラップ。ボールはペナルティーエリア左にこぼれるが、大野が再びゴール前に送り、最後は安藤がプッシュにいくと、ＤＦがクリアしそこねてゴールに突き刺さる。
後半7分　左サイドから永里がスルーパス。大野がドリブルで抜け出し、ペナルティーエリアに入ったところでシュート！　ＤＦの足に当たったボールは、ゴール上のバーをたたいて、下に突き刺さる。
後半26分　右サイドのスローインから、大野がペナルティーエリアに抜け出し、中央にパス。シュートがＤＦに当たり、こぼれたところを永里がさらにシュート！　これはＧＫがセーブ。そのこぼれ球がもう一度大野の足元に入り、中央へパス。澤がボレーシュート！　バウンドさせたボールはＧＫのタイミングをずらし、カバーに入ったＤＦも届かず、ゴールネットに転がり込む。
後半38分　大野が巧みなフェイントで相手ＤＦをかわして抜け出し、相手と２対２の状況に。左サイドへパスを通すと、原が中央へ切り込み、ペナルティーエリアに入ったところで右足のシュート！　ゴールネットを揺らす。
後半に一挙４点のゴール（ゴールド）ラッシュで、なでしこジャパンはノルウェーを撃破した。

昨日は、なでしこジャパンを始め、柔道の谷本選手のオール一本勝ちの金メダルと日本のなでしこがいままでの苦戦を振り払うかのようなスカットした勝ちを収めたチョー気持ちいい試合が見れて満足しています。
なでしこジャパンは、１５日に地元中国と対戦するが、ノルウェー戦のようなゴールラッシュで中国も撃破してベスト４へ進出だ。がんばれ日本！！

５大会連続 メダル獲得 谷選手の功績！！

金メダル最有力とされ望んだ柔道女子４８㎏級谷選手。
健闘むなしく、準決勝で破れ、３位決定戦で勝ちを収め、銅メダルとなった。
今回の北京オリンピックでの谷選手は、準決勝まで確実に勝つために谷選手らしい柔道は陰を潜め、勝負にこだわっていたように思えるが、審判にはそこが消極性と判断され指導をもらい、優勢負けを喫することになった。
しかし、最後の３位決定戦では、谷選手らしい柔道が見れ、豪快な払い腰で勝ちを収め銅メダルを獲得する。

今回は、谷選手にとって残念な結果となったが、谷選手は、１６歳でオリンピックデビューし１６年間５大会のオリンピックに出場し、金メダル２、銀メダル２、銅メダル１を獲得し、日本女子柔道会を牽引してきた功績はたたえなければならないと思う。
また、３２歳にして世界のトップアスリートとしての実力を持ち続け、この１６年で、大学・社会人・結婚・出産とめまぐるしく変わる環境の中で常にトップアスリートとして君臨した谷選手はすごいの一言である。
今後の進退は言及していないが近いうちに発表されるだろう。
今は、心身ともに休んでもらい、ゆっくりと今後について模索してもらえればと思います。
本当にお疲れ様でした。