反町ジャパン 北京五輪 ３連敗で終戦！！

反町ジャパンは、オランダと対戦し、０―１で敗れ、１次リーグで３連敗を喫し、屈辱の未勝利で北京五輪での戦いが終戦した。
オーバーエージ枠が導入されて現行の大会制度になった９２年バルセロナ五輪以降、４度目の出場で初の未勝利での敗退となり、４年に１度の大舞台は最悪の結果に終わった。

結果も最悪だったが、最終戦では、新たな問題も発覚した。それは、指揮官と選手の間に“溝”もできてしまったこと。試合前に反町監督から「オランダはうまいから前からボールを取りにいかなくていい」との指示が出たが選手は無視。本田圭は「オレの考えは違った。何人かの選手に“前からいって相手を圧倒しよう”と話したら、賛同してもらった」と証言した。試合後は森本がサポーターにあいさつするチームに加わらずに足早にロッカーに引き揚げるなど、試合結果もさることながら反町ジャパンはみごとに崩壊した後味の悪い最終戦となった。

０６年８月のチーム発足後、通算１７勝８分け１０敗と勝ち越ししているが、アジア以外との対戦は２勝３分け８敗と大きく黒星が先行しており、現状のＵ23は世界との力の差は歴然となった。
今後、水本主将をはじめとするＵ23のメンバーが、この屈辱を晴らせるかは代表選手と日本サッカー協会の奮起に懸かっている。