すでに現役引退を表明しているシドニー五輪100キロ級金メダリスト・井上康生選手が、全日本実業団体対抗大会に出場した。
井上選手は、3試合すべてに出場し2試合で一本勝ちするなどし大会の優秀選手に選ばれる活躍を見せ、綜合警備保障が、2年ぶり3度目の優勝を果たした。
井上選手は、最高の形で柔道人生を締めくくった。最後はチームメートの手で人生初の胴上げ。「チーム、会社のために勝ちたかった。今は感謝の気持ちしかない」ラストマッチを笑顔で終えた。
客席で見守った父・明さん(61)も「まさに有終の美ですね」と、最後の雄姿を目に焼き付けた。
今後は、指導者を目指し、年明けにも英国へ留学ことが決まっており、「世界で活躍できる選手、みんなに愛される選手を作っていきたい」と新たな夢を語った。さらに、亜希夫人(25)との披露宴を10月に都内、11月に地元・宮崎で行う予定となっており、公私共に忙しい日々がつづくことになる。
あたらな人生の第2章を歩み出す井上選手の益々の活躍を期待しています。
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