100キロ超級、北京有力候補に康生の名前挙がらず
サンスポから
全日本柔道男子の斉藤仁監督(47)は26日、8月の北京五輪100キロ超級代表争いについて、代表選考の判断材料となる欧州遠征で好結果を残した高井洋平(25)=旭化成、石井慧(21)=国士大、棟田康幸(27)=警視庁=の3人が有力であることを明言した。
同監督はこの日、欧州遠征視察から帰国。「海外の選手に強いことが条件になる」と基準を明確にした。高井がグルジア国際、石井がオーストリア国際、棟田がドイツ国際でそれぞれ優勝したことを踏まえ、フランス国際で5位に沈んだ井上康生(29)=綜合警備保障=の名前は挙げず、極めて厳しい立場に置かれたという見解を示した。
100キロ超級代表は4月に行われる全日本選抜体重別選手権(福岡)と全日本選手権(日本武道館)の成績をみて、最終決定されるが、すでに、全柔連・吉村和郎強化委員長も「五輪は日本人と戦うわけではない」と、康生の“脱落”を示唆している。
斉藤監督らと帰国した石井は「五輪に行く人生プランしか考えていない。絶対、大丈夫」と自信をみせた。右肋骨(ろっこつ)痛のためチェコ国際(3月1、2日)の出場は回避したが、カザフスタン国際(同15、16日)へ気持ちを切り替えていた。
と伝えられた。