柔道 １００㎏超級北京オリンピック代表は、新鋭石井選手に決定！！

　体重無差別で柔道日本一を決める全日本選手権は北京五輪１００キロ超級代表の最終選考会を兼ねて東京・日本武道館で行われた。
　決勝戦は、３年連続で鈴木選手と石井選手の組み合わせとなり、石井が優勢勝ちし、２年ぶり２度目の優勝をした。
　試合開始直後に石井選手は、大内刈りで有効を奪った後、そのまま抑え込んだが、２８秒で鈴木ｓ３選手に返され技ありとし、そのまま逃げ切った。

　昨年の世界選手権優勝の棟田選手は、石井選手に準決勝で旗判定敗れ、シドニー五輪１００キロ級金メダリストの井上選手は、準々決勝で高井洋平（旭化成）に一本負けした。

　大会終了後、１００㎏超級北京オリンピック代表石井選手に決定された。

　大会を観戦し、鬼気迫る試合が続き非常にいい大会だったと思います。特に井上選手対高井選手の試合がよかった。残り１０秒で井上選手が得意技の内股を仕掛け、高井選手が内股すかし、そのまま押さえ込み一本勝ちを収めたが、井上選手が技をかけずに試合終了した場合には、旗判定ではどちらに軍配が上がるかはわからない僅差の試合だった。それでも、井上選手は、最後まで自分の柔道に徹し果敢に技を仕掛けていき、結果は、準々決勝で破れはしたが、井上選手らしい最後まで一本を取りに行く柔道はすばらしい。

　大会終了後には、井上選手・鈴木選手とも今年中の現役引退報道もあり、寂しい気がするが、北京オリンピック代表に選ばれた石井選手、今大会の結果をバネに次のオリンピックを狙う棟田選手の更なる飛躍を期待しています。

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