2月11日 2010年ワールドカップ 南アフリカ大会アジア最終予選で岡田ジャパンは、オーストラリアと対戦し、ドローで勝ち点1点を獲得するに留まった。
試合は、日本が、試合開始から激しいプレスをかけオーストラリアのボールを奪いにかかるが、大半が
欧州のクラブチームでプレーしているオーストラリアは、プレスをものともせず、正確かつ落ち着いてボールをつなぎ、序盤はほぼ互角の展開となった。
中盤以降、オーストラリアのディフェンスラインの裏に玉田、田中達が走り込んでチャンスを作ったり、直接FKからシュートを放ったが、決定的なチャンスを作ることなく前半を終了する。
後半は、序盤からオーストラリアがロングボールを入れて日本ゴールに迫る。これに対し日本は、前線でプレスをかけ、ロングボールを入れさせないようにするが、オーストラリアの巧みなボール回しプレスからのボール奪取するとこができなかった。
中盤で、日本は、松井に代えて大久保を投入する。一方、オーストラリアは、徐々に自陣で守備を固めるようになり、日本はボールキープできるようになり、遠藤のミドルシュート、長谷部のボレーシュートと決定的なチャンスを作ったが得点を決めきれず、スコアレスのまま試合終了となった。
試合を見ていて、オーストラリアは、勝ちを取りにいくのではなく、負けない試合をしたように感じる。
日本にあれだけボールを支配されながらも失点0は、やっぱりすごい。
報道では、日本は、オーストラリアと互角に戦ったと載っていたが、私が思うには、オーストラリアと日本の力の違いは格段あると思う。
もし、日本が、互角で戦ったと思えるスコアは、1-1ではなかろうか。
W杯アジア最終予選の前半戦が終了して日本は、A組2位をキープしており、出場には大きく前進したと思うが、岡田ジャパンが目標にした「W杯ベスト4」は程遠い。
岡田ジャパンが、強豪国と対等に張り合うためには、90分間走り続けることができる体力が第1条件ではないか。
後半、サイドからのチャンスを作ったがゴール前には、玉田だけの1名ではゴールを割ることはできない。
前半からプレスをかけ体力を消耗していることはわかるが、チャンスになったゴール前には、最低でも2・3名がいる形にならないと日本のゴールは生まれてこない。
今の岡田ジャパンは、戦術よりも体力面の向上が必要不可欠ではないか。
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