2日の広島―巨人1回戦の試合前、ノックを打っている際に倒れた巨人の木村拓也内野守備走塁コーチが、7日未明に広島大学病院で死去した。
病名は、くも膜下出血だった。
倒れた後、すぐに人工呼吸などの処置が施され病院へ搬送されたが一度も意識は戻らなかった。
木村コーチは、選手としては宮崎南高から91年ドラフト外で捕手として日本ハムに入団。
95年に広島に移籍し、スイッチヒッターに転向、投手以外の全ポジションを守れる万能選手として活躍した。
06年途中のトレードで巨人に移籍し、主に二塁手として存在感を見せ、巨人の優勝へ貢献した。
昨シーズン限りで現役引退し、今季からコーチを務めていた。
いぶし銀の木村選手は、誰からも愛され、屈託のない子供のような笑顔がとても印象に残っている。
苦労人でもある木村コーチがこれから若いプロ野球選手に多くのものを教え、オールラウンドプレーヤーを育ててくれるものと思っていたのにあまりに早い死に心が痛みます。
木村コーチ・小林繁コーチともに早すぎる死は、今後の球界の発展に影響を与える。
ただ、報道によれば木村コーチは、倒れる数日前から頭痛などくも膜下出血の症状を周囲に漏らしており、
その時点で病院に行っていれば回避できたように思え、非常に残念です。
プロ野球選手は、2月のキャンプから10月のペナントレース終了までは、かなりひどくならない限り病院に受診することはない。
今後は、選手・監督を含め自身の体調を管理することはもちろんで、球団としてもドックの導入など支配下選手健康管理に努め、今後このようなことがないようにしてほしいと思う。
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