ついに、亀田大毅が泥くさく世界ベルトを手にした。
4カ月ぶりの再戦に臨んだ亀田大毅は王者デンカオセーンとのもみ合いで再三、リングに尻もちを付きながらも3-0判定で雪辱し、3度目の世界挑戦で悲願の王座奪取に成功した。
先に2階級制覇を達成しているWBC世界フライ級王者・亀田興毅に続く兄弟での世界戴冠は、国内では史上初の快挙だ。
試合を見ていて、長男興毅が内藤戦で見せたように勝ちにこだわり、地味ではあるがポイント重視の試合を12Rまで続けた結果の完勝と感じた。
王者となったからには初防衛戦となるがWBAでは90日以内に前王者・坂田健史との指名試合を行うことを義務付けている。
しかし、現在 亀田ジムは協栄ジムとファイトマネーの支払いをめぐって係争中だ。
協栄ジムの金平会長は大毅の勝利を受けて「今回の世界戦そのものが坂田との指名試合を戦うことを前提にWBAから認可されている。やってくれると信じている」話しており、20日には坂田が予定通り世界前哨戦に臨むことを強調した。
すべては今後の交渉次第だが、亀田サイドがどのような決断を下すのかで今後の動向から目が離せなくなってきた。
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