ソフトバンクの王貞治監督が24日、本拠地である福岡ヤフードームでの今季最終戦後のセレモニーで、試合終了後も残った多くのファンで埋まったスタンドに向かって、王監督は深々と3度頭を下げてから挨拶した。
王監督は、「14年間ユニホームを着させていただき大変幸せでした」と改めてファンに今季限りでの退任を報告し、「残念ながら体調が十分でなく、チームの士気にも影響を与えることになり、二重に苦しかった」と、退任に至った苦しい胸の内を明かした。
また、「ホークスらしい戦いができなかったのは、すべて監督の責任であります」と、昨年に続き夏以降に失速したことを謝罪し、そして、最後には「来季の新しい監督、コーチが、私ができなかったことをやり遂げてくれると信じている」と話し、ファンにこれまで以上の応援をお願いして締めくくった。
ソフトバンクは、ホーム最終戦となったこの日も敗れ、11年ぶりのBクラスが決定した。
王監督が最後に指揮を執る試合は、10月7日にクリネックススタジアム宮城で行われる楽天戦になる。
王監督の勇退理由が健康面となれば納得せざる終えないが、日本プロ野球を牽引してきた長嶋監督に続き、王監督もユニホームを脱ぐことになると黄金のON時代に幕が降りる。一つの時代の終止符は、非常に寂しいものがあるが、50年間に渡りプロ野球界を牽引してきた王監督には本当にありがとうございましたとお疲れ様でしたと伝えたい。
今後は、健康面に留意していただき、また、元気なお姿を見せて欲しいです。
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