サッカーの2010年ワールドカップ南アフリカ大会の1次リーグ組み合わせ抽選会は4日にケープタウンで行われる。
それに先立ち、八つのシード国 開催国南アフリカ、前回覇者イタリアや欧州王者スペイン、南米の両雄ブラジル、アルゼンチンに続きイングランド、オランダ、ドイツに決定した。
前回準優勝のフランス、FWロナルドを擁すポルトガルがシードを外れた。
FIFA事務局によると今回採用したシード国を決定するための基準が、2006年W杯・ドイツ大会のものとは異なることを明らかにした。
「2006年のドイツ大会の時は、FIFA世界ランキングのほかに、1998年と2002年のW杯における成績も考慮された上でシード国が決定された。しかし今回は、2009年10月の時点でのFIFA世界ランキングのみが基準となった。
シード国が決定し、日本にとって予選リーグは厳しい組み合わせが予想されるものとなった。
シードは、いずれも強豪ぞろいで、日本はどこにも勝ったことはないが、最善は世界ランキング下位の南アフリカを引き当てることだ。ただ、その場合は抽選順3番目のチリ、パラグアイ、ウルグアイといった難敵のいずれかと対戦することになる。
最悪は南アフリカ以外のシード国と、フランス、ポルトガルといったシード勢と同等の実力を持つ強豪と同居すること。
日韓大会ではイングランド、ドイツ大会ではオランダと、シードを外れた強豪が「死の組」を形成しており、日本にとって過酷な組み合わせになることは間違いない。
抽選順3番目にはコートジボワール、ガーナ、カメルーンとアフリカの強豪が控えいる。
日本代表の岡田武史監督は「一つはやりがいのある、華のある相手とやりたい。ブラジルとか、スペインとか華があって、強いチームと試合をやりたい」と話したが、予選リーグを勝ち抜くには、強豪国が「一つ」で済む天の助けが必要となりそうだ。
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