プロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ内藤大助対亀田興毅がさいたまスーパーアリーナで行われた。結果は、亀田興毅が、判定3―0でチャンピオン内藤大助を破り、日本人7人目の2階級制覇を達成した。
V6と同級の日本人最多防衛記録更をめざして出陣した内藤選手だったが、せめぎ合いの中に活路を見いだそうとしたが、興毅に“距離”を支配され、強引な右フックにも、左ストレートのカウンターを何度も合わされ、後追いを強いられた。右目の上は、興毅の左ストレートに切り裂かれ、鼻の左半分は、倍近くにまで腫れ上がり痛々しかった。
試合後、内藤選手は、「悔しいです。情けない。応援してくれた人の期待を裏切ってしまった。これが実力。本当に口だけの男です」。と語った。
試合には、負けたかもしれないが、内藤選手の最後まで攻める姿勢を見せ、チャンスがある限り闘い抜くボクシングの原点を見せた試合は、チャンピオンの意地を見せた試合だったと思う。
負ければ引退と伝えられていたが、今一度再起をかけたリングに戻ってもらいたいと思うのは私だけではないと思う。
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