31日・さいたまスーパーアリーナで雷電杯SRCルール5分3Rで金メダリスト対決し、判定3-0で石井慧を下した吉田秀彦が会見に臨み「次の試合が決まれば最後になるんじゃないかと思う」と次戦での引退をほのめかした。
石井との金メダリスト対決は、本来ならこの日、「戦極」として有明コロシアムで行われているはずだった。しかし、決戦の舞台が「Dynamite!!」へと移り「有明なら(石井戦で)最後にしようと思っていたが、魔裟斗選手の最後に水を差すわけにはいかない」と09年限りでの引退を撤回。3月に予定されているホームグラウンド「SRC」の興行を、総合格闘家として最後のリングにするつもりだ。
試合後の会見には「2回にストレートを打った時に足が流れて、左太ももがブチブチッと肉離れした」と左足を引きずりながら登場。 40歳の肉体は、すでに限界を超えているおり、勝者の姿はボロボロだった。
また、会見では、石井に対しては「(自分の)いいパンチが入っていたけど、タフだなと感じた。経験を積めばいい選手になる」とエールを送った。
2002年8月のデビュー戦から17試合を行い、柔道王として新しい道を作った吉田秀彦は、あと1試合でリングを去る。
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