前半、序盤から日本が攻勢に出てチャンスをつかむ。11分に長谷部がミドルシュート、さらに16分には岡崎が左サイドを抜け出してシュートを放つなど、決定機を作った。
しかし、徐々にホームの南アフリカが盛り返し、日本ゴールに襲い掛り、30分にツァバララがミドルシュート、さらにコーナーキックからディクガコイがヘディングシュートを放ち、終盤は南アフリカが優勢に試合を進めるが、日本も失点を許さず、0-0で前半は終了した。
後半、もこう着状態が続き、日本は後半14分に中村俊と松井を投入して攻撃のリズムを変え、何度も敵陣深くまで攻め込んだが、最後のツメを欠いて得点を奪えず。南アフリカは身体能力の高さを生かしたカウンターで終盤にチャンスを迎えたが、日本DFが最後まで集中して対応し、両チームが決め手を欠いて、ドローとなった。
この試合は、中村憲の故障離脱、中村の合流遅れもあって岡崎・大久保・本田の3トップの新たな攻撃オプションのテストだったように思えるが、岡田監督の思い通りにならず消化不良に終わった。
当日の布陣変更で世界に通用するはずがなく、また、今のFW代表選手の言いたくはないが力量では厳しいのが現実だ。
しかし、DFについては十分世界に通じる力を持ってきているように思える。
W杯まであと7ヶ月で攻撃面でいかに世界に通じるようにするかが岡田ジャパンの重要課題だ。